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ロシアW杯コロンビア戦「大迫半端ない」は勝利を祝う共通言語となった

 

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2018ロシアW杯で、6月19日の日本時間21時から、日本代表は初戦でコロンビア代表と対戦した。ハメス・ロドリゲスを中心とする華麗な攻撃陣が特徴のチームで、前回大会でも4対1で苦杯をなめた相手である。約2ヵ月前の監督解任などもあり、前評判の低かった日本代表であったが、香川選手のPKと大迫選手の決勝弾で見事に勝利した。

後半28分に大迫選手のヘディングシュートが決まったときから、「大迫半端ない」がトレンド入りした。これは高校サッカーで対戦相手の選手の発言がネタ元となっているが、これがどれほどの影響があったのか分析してみた。

そもそもどんな時に「半端ない」は使われるのか

まず、日本人が普段何に対して「半端ない」と思っているのか調べてみた。「半端ない」と共起した(一緒に語られた)名詞の頻出ランキングを作成すると、「○○感」という用法で使われていることがわかる。「休みの日にバイトして休日無駄にしてる感半端ない」や「パンのふわふわ感半端ない」など、実感を最上級の表現としてあらわすための用語として使用されていることがわかる。

今回のコロンビア戦の実況ツイートの11%は「大迫半端ない」

さて、6月19日の1日間のコロンビア戦に関するツイート数は約27万(ただし、無作為抽出した10%データを使用しているため、実際はこの10倍の270万ツイートあると推定される。)であった。これに対し、「大迫半端ない」は約3万1千ツイートとなっている。コロンビア戦に関するツイートには「大迫」という単語も含んでいるから、コロンビア戦に関するツイートのうち、約11%が「大迫半端ない」であったと言える。

また、コロンビア戦全体と「大迫半端ない」の時系列データを比較してみた。両方とも最も投稿量が増加したのは後半28分の大迫選手のゴール直後である。この件数を100%としたときの投稿量推移を比較すると、大迫選手のゴール後の波形はどちらも似ている。日本代表の勝利の喜びはまさに「大迫半端ない」という言葉とともに拡散したと言っても過言ではない。

「大迫半端ない」祭の背景に、仕掛け人が存在した

注目すべきは「大迫半端ない」が前半3分の香川選手のゴール時点でも投稿されていることがわかる。よく調べると試合開始1時間前の20時頃より「大迫半端ないBOT」というアカウントが、大迫選手がゴールを決めたら「大迫半端ない」とツイートして欲しい、と呼び掛けていた。このアカウントは機械的に情報を収集し、投稿する単純なBOTアカウントではなく、実在する人物が運営しているアカウントであるらしい。

ちなみに、ブラジル大会にも「大迫半端ない」という投稿があるか調べてみた。2014年6月14日のコートジボワール戦でも、いくつか「大迫半端ない」という投稿が出現している。このときは大迫選手はノーゴールで、日本代表も負けてしまったため、「大迫半端ないって言えなかった」、「大迫半端なくない」というようなツイートが散見された。

まとめ

日本代表は4年越しでコロンビア代表に雪辱を果たしたが、サポーターにとっては「大迫半端ない」をツイートする機会が4年間待ちに待ってようやくやってきたことになる。セネガル戦・ポーランド戦でも日本代表のサポーターが「大迫半端ない」とツイートできるよう、大迫選手の半端ない活躍が期待される。

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